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皆さんこんにちは!
神明電設、更新担当の中西です。
空調設備工事は、専門的な知識と技術が必要な仕事です。
機器の取り付けだけでなく、配管、配線、真空引き、試運転など、覚えることは数多くあります。
そのため、新人が一人前の技術者になるには一定の時間が必要です。
一方で、
「新人がなかなか定着しない」
「仕事を覚える前に辞めてしまう」
という悩みを抱える会社もあります。
もちろん、本人との相性もありますが、新人が伸びるかどうかは現場環境にも大きく左右されます。
今回は、空調設備工事における「新人が伸びる現場」と「辞めやすい現場」の違いについて考えてみます。
経験者からすると、
工具の名前。
配管の種類。
施工手順。
機器の仕組み。
すべて当たり前になっています。
しかし、新人にとっては初めて聞く言葉ばかりです。
「冷媒管取って」
と言われても、最初はどれが冷媒管なのか分からないかもしれません。
「真空引きの準備して」
と言われても、何をすればいいか分からないでしょう。
それは当然のことです。
最初から何でもできる人はいません。
だからこそ、新人教育では「できないこと」を責めるのではなく、「できることを増やす」という考え方が大切です。
新人に仕事を教えるとき、
「ここを締めて」
「この配管を通して」
という指示だけでも作業はできます。
しかし、それだけでは応用が利きません。
「なぜこの位置に配管を通すのか」
「なぜこの確認が必要なのか」
「なぜこの手順で作業するのか」
理由まで説明することで理解が深まります。
例えば、ドレン配管についても、
「こう施工する」
だけではなく、
「排水が正常に流れるために、この部分が大切」
と伝えることで、別の現場でも自分で考えられるようになります。
技術だけでなく、考え方を伝えることが成長につながります。
空調設備工事では、高所作業や電気作業、重量物の運搬などがあります。
そのため、安全教育は非常に重要です。
「脚立はこう使う」
「ここには一人で入らない」
と伝えるだけでなく、
なぜ危険なのか。
何が起こる可能性があるのか。
どうすれば安全なのか。
ここまで説明することが大切です。
危険な場面では、強く注意しなければならないこともあります。
しかし、その後に理由を伝えることで、新人自身が安全について考えられるようになります。
新人が成長する現場には、質問できる雰囲気があります。
新人側からすると、
「こんなことを聞いたら恥ずかしい」
「また聞いたら怒られそう」
と思ってしまうことがあります。
しかし、分からないまま作業する方が危険です。
そのため、
「分からないことは聞いていい」
「迷ったら勝手にやらず確認する」
というルールをつくることが大切です。
実際に質問されたときに、
「前に言ったやろ」
で終わらせてしまうと、次から聞けなくなってしまいます。
何度か説明が必要になることも、新人教育では当然です。
空調設備工事では、最初から難しい施工を任せる必要はありません。
まずは、
✅ 工具や材料の名前
✅ 資材の準備
✅ 養生
✅ 配管の基本
✅ 施工後の清掃
など、基本的な部分から覚えていきます。
慣れてきたら、少しずつできる作業を増やします。
先輩と一緒に施工する。
確認してもらいながら作業する。
徐々に一人で任せてもらう。
こうした段階を踏むことが重要です。
教育というと、できていないところを指摘することに意識が向きがちです。
しかし、成長した部分を伝えることも大切です。
「準備早くなったな」
「配管きれいになったな」
「今日は先を見て動けてたな」
このような一言だけでも、新人は自分の成長を感じることができます。
人は、自分が前に進んでいると感じることで仕事への意欲が生まれます。
すべてを褒める必要はありません。
できるようになった部分を、きちんと伝えることが大切です。
新人が混乱しやすいのが、人によって指示が大きく違うケースです。
Aさんにはこう言われた。
Bさんには違うことを言われた。
そして、どちらのやり方でも怒られる。
これでは新人は何を信じればいいか分かりません。
もちろん、職人それぞれに工夫や考え方があります。
しかし、
安全ルール。
基本的な施工基準。
会社として守るべきこと。
こうした部分はある程度統一しておくことが大切です。
新人が辞めやすい現場には、いくつか共通する特徴があります。
・仕事をほとんど教えない
・理由もなく怒鳴る
・何をしても否定される
・質問しにくい
・人によって指示が違う
・新人だけ雑用ばかりになる
仕事には厳しい部分もあります。
特に技術職では、簡単に覚えられないことも多くあります。
だからこそ、厳しさだけではなく「成長できる環境」が必要です。
空調設備工事の技術は、経験を積むことで身についていくものです。
先輩が持っている技術も、次の世代へ伝えなければ残りません。
新人を育てるには時間がかかります。
「自分でやった方が早い」と思う場面もあるでしょう。
それでも、
教える。
やらせる。
確認する。
改善する。
この繰り返しが職人を育てます。
そして新人が成長すれば、いずれは会社を支える技術者になります。
私たちも、経験者だけでなく、これから空調設備工事の世界へ入る人が技術を身につけ、長く活躍できる環境づくりを大切にしています。
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